mountain gate

他者と生きる現在
『転校生が来た』完成披露上映会

転校生が来た

概要

UNHCR駐日事務所と劇作家・演出家の平田オリザが学長を務める芸術文化観光専門職大学が共同で開発した演劇ワークショップ『Play, Empathy』が完成しました。これは、自分とは違う“誰か”を演じ、対話を通じて他者と向き合う力を育むことを目的とした教材です。全国の中学・高等学校向けにUNHCR駐日事務所が提供していきます。
教材の完成を記念し、日本映画界の第一線で活躍する映画監督の深田晃司と俳優の二階堂ふみを迎えて制作した短編映像『転校生が来た』を、11月30日に1日限定で上映イベントを開催します。

あらすじ

とあるクラスに転校生がやってきた。難民として日本に来たアミラ・ザーナ。
探求の授業で「世界の高校生」をテーマに課題に取り組む生徒たちは、「難民」に対する感じ方や自分と他者の関係を問い直し始める。 一方、クラスメートの小百合は親の都合で転校するかもしれず、課題に最後まで関われないかもしれないと打ち明ける。 アミラの転校を機に「いつもと少し違う1日」を過ごす、まだ何者でもない高校生たちのディスカッションは続く。

開催日時

11月30日(日)15:00~17:00 *14:30開場

場所

国際連合大学 1階アネックススペース:渋谷区神宮前5丁目53−70
渋谷駅から徒歩10分。地下鉄表参道駅出口B2(銀座線、半蔵門線、千代田線)から徒歩5分。

リンク https://maps.app.goo.gl/T3MzVamCCyCyPL5E7

イベント内容

  • 第一部「転校生が来た」報告
    平田オリザ*(芸術文化観光専門職大学院)、深田晃司、西村愛子(UNHCR)
    *オンライン参加
  • 「転校生が来た」上映
  • 第二部:トークセッション「他者と生きる」
    武石晶子(支援コーディネーター)、天沼耕平(RHEP難民教育推進協会)、深田晃司
  • 教材「Play, Empathy」紹介

募集期間

1次募集(対象:15歳~29歳)
11月5日(水)15:00~11月19日(水)17:00

募集人数150名

2次募集(対象:すべての年代)
11月20日(木)15:00~11月26日(水)17:00

募集人数50名

注1:参加無料・先着順です。募集は1回目、2回目ともに、定員に達し次第、締め切らせていただきます。お早めにお申し込みください
注2:教材は高校生世代を対象として開発されていることから、若い世代の皆様のご参加を優先いたします。
注3:お一人での参加も歓迎です。演劇や難民に関する知識がなくても大丈夫です。

応募方法

以下、Googleフォームに氏名、所属(学校・会社など)、年齢、メールアドレス、参加したい理由、質問(任意)を記入して応募ください。
https://forms.gle/wG91s4sJDc5NkqH66
*特別な配慮が必要な方は、質問欄にご記入ください。適宜主催者よりご連絡させていただきます。

主催・問い合わせ

マウンテンゲートプロダクション株式会社

代表取締役 戸山 剛 tsuyoshitoyama@mountaingate.jp

【共催】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所
【協力】芸術文化観光専門職大学
【宣伝協力】Atemo、中道真記子

関係者プロフィール

深田晃司

深田晃司 Koji Fukada

80年生まれ。99年映画美学校に入学。16年、『淵に立つ』が第69回カンヌ映画祭「ある視点」部門審査委員賞を受賞。17年、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。 最新作『LOVE LIFE』(22)がヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に選出。22年黒澤明賞受賞。26年1月23日最新作『恋愛裁判』(主演:齊藤京子)公開。

二階堂ふみ

二階堂ふみ

1994年、沖縄県出身。映画『ガマの油』(2009年)でスクリーンデビュー。 その後も、映画『リバーズ・エッジ』(2018年)、『翔んで埼玉』(2019年)、『月』(2023年)、ドラマ『エール』(2020)、『EyeLoveYou』(2023)、ハリウッド制作ドラマ『SHOGUN 将軍』(2024)など。写真家としても活動。

平田オリザ

劇作家・演出家。芸術文化観光専門職大学学長。青年団主宰。江原河畔劇場 芸術総監督。
1962年東京生まれ。1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞、2019年『日本文学盛衰史』で第22回鶴屋南北戯曲賞を受賞。2011年フランス文化通信省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。 2019年より豊岡市日高町に移住し、劇団の新拠点となる江原河畔劇場を設立。豊岡市芸術文化参与、豊岡演劇祭フェスティバル・ディレクターもつとめる。
演劇の手法を用いた多様性理解・コミュニケーション教育にも取り組み、各地での講演や、国語教科書にも採用された対話劇ワークショップの授業を行っている。 近著に『ともに生きるための演劇』(NHK出版)、『名著入門 日本近代文学50選』(朝日新聞出版)、『但馬日記 ~演劇はまちを変えたか~』(岩波書店)など。

天沼耕平 Kohei Amanuma

東京学芸大学教育学部卒業後、淑徳中学高等学校において社会科教員として勤務。児童養護施設指導員や開発系NGO職員などを経験し、熊本県において農業にも携わる。 2012年に国連UNHCR協会に入職し、「国連難民支援プロジェクト」関東エリアマネージャー等を経て、現在は広報啓発事業担当。2025年10月に一般社団法人RHEP難民教育推進協会を設立し事務局長に就任。

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)

https://www.unhcr.org/jp/

国連の難民支援機関であるUNHCRは、難民、国内避難民、無国籍者などを国際的に保護・支援するため、世界約135カ国で活動しています。 2023年12月にスイス・ジュネーブで開催された「第2回グローバル難民フォーラム」で共同議長国を務めた日本とも連携しながら、多様なパートナーとともに、“社会全体で取り組む難民支援”の推進に取り組んでいます。 1954年、1981年にノーベル平和賞を受賞。本部はスイス・ジュネーブ。
芸術文化観光専門職大学との共同プロジェクトについてはこちらから
https://www.unhcr.org/jp/oriza-hirata-cat

TOPへ戻る